内出血や痛みがあるかも

看護師

悩み解決に加え予防効果も

小顔矯正や痩身目的の治療の中に、ボトックス注射があります。筋肉を小さくする特殊なタンパク質を注入することで、エラを取り除いたり、余剰な筋肉の発達を抑えたりする治療です。注射のみで治療が終えられるため、出血が起きず体への負担が少ないのが特徴ですが、薬品を使用するため副作用が現れるので注意が必要です。ボトックス注射でほぼ必ずと言っていいほど現れる副作用は、針が血管に触れることによる内出血です。黄色くくすんだり、青あざのようになったりするなど、注入部位が変色します。体に注入した場合は服で隠せますが、小顔矯正で顔に使用した場合、メイクなどで隠す必要があります。内出血は大体2週間ほどで薄れ、最終的には消えてしまいますので、痕が残る心配はないでしょう。次に、治療部分の痛みや倦怠感が現れることがあります。これは一部の筋肉の力が抑制されているために、他の筋肉が力を補おうと普段と違う使われ方をすることで、筋肉痛や筋肉疲労となって現れる症状です。この症状も筋肉が慣れれば次第に薄れていきます。また、個人差はありますが、頭痛や吐き気が現れることもあります。体質的な要素が大きく、症状が重い場合は担当医に相談するのが無難です。市販の頭痛薬などを使用する場合も、担当医の承諾を得てから服用し、症状が治まるまで様子を見る形となります。ボトックス注射を施すと、脳から送られるとある神経伝達物質の働きを抑えることができます。その神経伝達物質はアセチルコリンと呼ばれる、筋肉の働きに大きく関与する物質で、これを抑えることで筋肉の成長を抑制することが可能になります。この仕組みを利用することで得られる効果は、筋肉によって出来たエラを小さくすることや、筋肉の硬直による肩こりの改善、表情筋の偏った発達によるシワを除去することなどです。注射する部分を見定めて活用することにより、筋肉を小さくすることはもちろん、リラックスさせることや筋肉による溝を均すことができます。ボトックス注射は筋肉に力を込めること自体に干渉できる治療法です。そのため、無意識に行なってしまうこと、例えば歯ぎしりや眉間にシワを寄せる行為などを予防する効果もあります。寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをしている人はエラが発達しやすく、歯にかかる負担も大きなものです。エラ除去のためのボトックス注射が、結果的に歯の負担を減らしてくれることにもなります。表情ジワなどもそうです。人によって表情の作り方はパターン化していることが多く、同じ筋肉の使われ方をすることで表情筋に溝ができていきます。よく使われる表情筋に力が入らなければ他の筋肉が発達しますので、シワがなくなると同時にアンチエイジングにもつながります。ボトックスによる治療は悩みを解決するとともに、悩みを予防する効果もあります。